ブラシレスモーターとは?
DCモーターの欠点はブラシがあることで、ブラシの磨耗やブラシの摺動から発生する電気ノイズでした。そこで、ブラシをなくしたモーター=ブラシレスモーターというモーターが開発されました。
ブラシレスモーターは、ブラシ(機械的な接点)をなくし、代わりに半導体素子(ホール素子又はホールIC)を利用した回路を使用します。そして、回路内で電気的にコイルへの電流を切り替えてモーターを回転させます。
ブラシという機械的な接点がないために電気ノイズが発生しないことと長寿命、高速回転が可能になります。
ブラシレスモーターの原理と構造
ブラシレスモーターの動作原理はDCモーターと同じBLI則とフレミングの左手の法則で、電線と永久磁石のどちらが回転するかの違い以外、基本的な性質はほぼ同じです。(モーターの回転原理についてはこちら)
ブラシレスモーターは構造によって、慣性モーメントが小さく機動性の優れたインナーロータ型(永久磁石が電線の内側に配置)と扁平モーターに適したアウターロータ型(永久磁石が電線の外側に配置)に分類されます。用途に応じて最適なブラシレスモーターの選定が必要になります。
シチズンマイクロでは、標準品設定以外に様々なブラシレスモーターの特注品開発を行なっております。ブラシレスモーターに適したギヤヘッドの組合せも可能ですので、弊社営業までお気軽にお問合せ下さい。