減速機とは?
減速機とはモーターの回転数を下げ(減速させ)、トルクを増加させる事が出来る機構です。
減速機をつけた場合、以下の計算式で概略の回転数を算出する事が出来ます。
モータ回転数/減速比 = ギヤードモータ回転数
減速比は各機種毎に設定が異なりますので製品ページをご参照下さい。
減速機の構造
減速機は大きく分けて2種類の構造に分かれます。
遊星タイプ:高トルクを目的とした減速機
スパータイプ:薄型や静音設計が可能な減速機
ギヤ効率
減速機には機械的損失(歯車の噛合い, 軸受摩擦等)があります。一般的に一段噛合うごとに、遊星減速機では81%、
スパー減速機では90%の効率にて計算しますが、モーターのトルク, 回転数等の条件により大きく変化するため、参考値と
なります。低トルクで使用される場合には大きく低下します。
《減速機効率計算例》
・スパー減速機 3段噛合い
効率(η)=0.9 ×0.9 ×0.9≒ 0.73(73%)
・遊星減速機2段噛合い
効率(η)=0.81×0.81≒0.66(66%)
バックラッシュ
減速機のバックラッシュ量は、噛合いをスムーズにする為に必要な遊びと、軸と軸受の 遊びにより決まります。但し、負荷が加わると弾性変形により増加します。

