モーターとトルクの関係について
DCモーターはトルクと回転数、電流値に密接な関係があります。
トルク-回転数、トルク-電流値の特性線は図のように直線で表すことができ、トルクが大きくなると回転数が低下していき、電流値は逆に上昇していきます。
DCモーターには定格トルクが設定されており、定格トルクより大きなトルクで使用した場合は過負荷となり、寿命低下や故障の原因となりますのでご注意ください。
供給電圧を変化させるとモーター特性はその電圧に比例して各特性値が平行移動します。つまり、電圧が半分になると、回転数も半分になります。
DCモーターは周囲温度によっても特性が変化します。これは周囲温度が上昇すると、巻線の抵抗値が上昇することとマグネットの磁力が低下してしまうことで、モーターとしては起動トルクが低下し、無負荷回転数が上昇することになります。